24時間365日対応
腎臓内科では、腎臓機能の低下や血尿やたんぱく尿がみられるなど、慢性腎臓病と言われる疾患に罹患されている方の診療を行います。健康診断で血尿や蛋白尿を指摘されたり、採血項目で「eGFR」の項目が60未満と言われた場合は当科で2次検診として診療を行います。腎疾患に合併いたしました高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病などの診療を併せて行うことも可能です。
また慢性腎臓病が進行し腎臓機能が低下してしまった場合には、管理栄養士に栄養食事指導で介入をしてもらいながら、透析治療への移行をできる限り先延ばしにするお手伝いをいたします。透析治療が避けられない状態になってしまった場合にも、患者様への負担を最小限にして、スムースな透析への橋渡しができるように致します。
このような症状がある方はご相談ください
慢性腎臓病(CKD)とは、時間をかけて腎臓の働きが悪くなっていく腎臓病の総称です。
日本の成人の8人に1人が慢性腎臓病といわれており、新たな国民病として注目されています。初期には自覚症状がありませんが、進行すると、食欲低下、倦怠感、むくみ(浮腫)、息切れなどの症状が出現してきます。
これらの症状が自覚できるときにはかなり進行しているケースが多いとされています。慢性腎臓病は進行すると機能の回復が難しくなり、次第に病状が悪化して、最終的には人工透析が必要になってしまいます。
しかし、早期に発見して治療を開始すれば、進行を抑えることができる病気です。健康診断でタンパク尿・血尿などの検尿異常や腎障害を指摘されたら、迷わず受診やご紹介ください。
腎臓病が進行して、腎臓の働きが悪くなった状態をいいます。急激に腎臓の機能が低下する急性腎不全と、数ヵ月から数十年かけて腎臓の働きがゆっくり悪くなる慢性腎不全があります。前述した急性腎障害、慢性腎臓病とほぼ同じ概念になります。以前はよく使われていた名称ですが、現在の医療ではほとんど使われなくなりました。
尿検査は体への侵襲が少なく簡便である反面、過労や過度の運動など、体調の影響を受けやすい検査でもあります。
一方で、自覚症状がなくとも、腎臓病や腎臓の障害などの場合もあります。繰り返し尿蛋白が陽性の場合や、「要精密検査」と判定された場合は、自己判断せずに内科や泌尿器科を受診し、病気が隠れていないか調べることをおすすめします。