臨床工学科

臨床工学科の特長

業務の中心は慢性維持透析となり透析室での業務となります。当院は病床数72床と小規模であり、他科との連携や交流が多くあります。特に透析室看護師とは業務連携を密にとり、お互いに協力出来る体制を構築しています。当科スタッフは人数は多くはありませんが、その分個々の役割や責任を明確に持ち業務にあたるよう取り組んでいます。


業務内容

慢性維持透析

透析室は40床あり常時155名程度の患者様が治療を受けています。大学病院や近隣のクリニックからの入院透析の依頼も多く寄せられます。透析液清浄化にも力を入れ、オンライン透析液を使用した治療も積極的に実施しています。看護師も臨床工学技士は医師、看護師と連携し安全な治療を提供できるよう日々努力をしています。

院内機器管理

当院では血液浄化業務と併せて、院内の医療機器の保守管理を行っています。

院内ラウンド

各病棟配置の機器の稼働状況や使用後点検の実施、消耗品の在庫や期限の管理を行います。

定期点検

定期点検では院内スタッフで数か月毎に実施する院内点検と、年1回実施するメーカー点検があります。輸液ポンプ、シリンジポンプ、人工呼吸器、除細動器、全身麻酔器、電気メス、各種モニターなどが対象です。


この他、医療機器不足時の病棟間の配置調整やメーカーへの機器レンタルの依頼。故障時の速やかな修理依頼と代替機の準備など、現場とメーカーをつなぐ重要な役割を担っています。

研修や教育体制

当院では新卒者に先輩技士1名がプリセプターとして1年間サポートします。教育内容は新人研修計画表をもとに指導を行います。グループ臨床工学部門の研修の他、各種学会主催の研修、機器メンテナンス研修への参加。透析技術認定士資格取得サポートを行っています。

資格取得者数

  • 透析技術認定士 1名
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